ミノムシの糸が注目されています。ミノムシの糸を産業利用する技術を開発したと、興和(名古屋市)と国立研究開発法人の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構、茨城県つくば市)が5日、発表した。丈夫さは自然繊維の中で「最強」とされてきたクモの糸をしのぐといい、将来は、防弾チョッキや車のボディーなどへの応用が期待できる。ガの幼虫が巣作りなどのために吐くたんぱく質の糸で、太さは人間の髪の毛より細い0.01ミリほど。人間の髪の毛は0.06ミリ。研究結果では、ミノムシの糸の切れにくさが、絹として用いられるカイコの糸の5倍の強度があることが分かったという。その糸の主成分はフィブロイン(英: fibroin)。繊維状のタンパク質の一種で、昆虫とクモ類の繭糸を構成し、その70%を占める。カイコの絹糸の主要成分である。分子量約37万で、大小2つのサブユニットからなる。グリシン、アラニン、セリン、チロシンを多く含み、この4つで全アミノ酸の90%近くを占めています。
Bagworm silk is attracting attention. Kowa (Nagoya City) and the National Agriculture and Food Research Organization (NARO, Tsukuba City, Ibaraki Prefecture) announced on the 5th that they have developed a technology for industrially using bagworm silk.
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